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洋画

ゴジラの初期は、ぬいぐるみだった?

2014/09/28

ゴジラ

 

CGで作られたゴジラがアメリカで暴れ回るハリウッド映画

『GODZILLA ゴジラ』(公開中)。

 

60年前に公開された、第1作の映画『ゴジラ』では、

CGではなくゴム製の着ぐるみが使われていた。

 

中に入って演じていたのが中島春雄さん(85才)という方です。

 

東宝所属の俳優だった中島さんは1954年、上司から突然、

“ゴジラという怪物の役をやれ”と言われました。

何を演じるのかまったくわからないままに引き受けたのです。

 

撮影前には、役作りのために東京・上野動物園に通った。

 

「そのころ、インドから贈られたインディラというゾウが

いたんです。

インディラは足の裏全体を地面に押しつけながら、ゆっくり

と進む。

 

ゴジラの歩き方はゾウを参考にしました。

 

他にもクマの腕の使い方、ハゲタカの首の動かし方などを

観察するため1週間ほど通い詰めました」

 

そして、その年の夏に東宝の撮影所で3か月間の撮影が

始まった。着ぐるみの重さは約100kgもあった。

 

「私が片方ずつ足を入れた後、スタッフが後ろのジッパーを

閉めて準備完了です。

ゴジラの足には下駄が入っていて、それを持ち上げて動かす

のですが、重いのなんのって。

海軍で鍛えた体がなかったら動かせなかった(笑い)」

 

きつい撮影の連続だったが、今でも中島さんが思い出すこと

は暑さだ。

 

当時はエアコンはもちろん扇風機も珍しかった時代、

中の温度は60℃に達したという。

 

「1カット7秒の撮影が終わると休憩になるんですが、

シャツをしぼると汗が滝のようにジャーって出ました。

ゴジラの中は自分の汗のにおいで充満していました。

くさかったです」

 

ギャラは1作20万円。

 

サラリーマンの給料が月3万円の時代に破格の値段だった。

 

妬みや軽蔑した目で見る俳優仲間は少なくなかった。

 

「当時はスーツアクターなんて格好いい言葉はなかった。

“中に入って演じるなんて俳優の仕事なんかじゃない”と

陰口を叩かれることがありました。

 

でもね、ゴジラをゴジラらしく演じられる俳優は私しか

いない。

そう誇りを持ってやり続けました」

 

中島さんは、1972年『地球攻撃命令ゴジラ対ガイガン』まで

の12作品でゴジラを演じ続けた。

 

CG全盛時代になった現在でも中島さんのゴジラを賞賛する声

は多い。

 

まさにプロですね。

 

※出所 女性セブン2014年10月9日号

 

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