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映画「KCIA 南山の部長たち」の見どころ

韓国において、軍事クーデターで政権を握り、独裁者と批判されるほど絶大な権勢を振るった朴正煕(パク・チョンヒ)大統領。

1979年に、朴正煕大統領が、自らの側近であった中央情報部部長金載圭(キム・ジェギュ)に殺害されたというニュースは、世界中に衝撃を与えた。

権力闘争か、独裁政治の横暴に対する義憤なのか?

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作品の概要

この映画は、日韓両国でベストセラーとなった金忠植(キム・チュンシク)によるノンフィクション「実録KCIA『南山と呼ばれた男たち』」をもとに、映画化されたものだ。

監督は、「インサイダーズ 内部者たち」のウ・ミンホ

主演を努めたのは人気・実力ともに韓国を代表するイ・ビョンホン

愛国心と大統領への崇拝そして静かに燃える野心との間で葛藤するキム部長を、キャリア最高とも言える演技で圧倒的説得力をもって体現する。

 

共演には『工作 黒金星(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男』でその年の賞レースを席巻したイ・ソンミン、大ヒット作『哭声/コクソン』のクァク・ドウォン、更には『1987、ある戦いの真実』のイ・ヒジュン、『ザ・キング』キム・ソジンら豪華演技派キャストが集結。

本国では2020年公開作品の興行収入第1位の成績を記録(10月1日現在)、百想芸術大賞主演男優賞(イ・ビョンホン)を受賞するなど観客批評家双方から絶大な支持を受けている。

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あらすじ

この映画は、1979年に実際に起こった朴正煕大統領(朴槿恵大統領の父)暗殺事件を扱った作品です。

大統領の側近であった中央情報部長(イ・ビョンホン)が、暗殺事件を起こすまでの40日間のストーリーを実話をもとにしている。

 

1979年10月26日、韓国大統領直属の諜報機関である中央情報部(KCIA)部長キム・ギュピョンが大統領を射殺した。

大統領に次ぐ強大な権力と情報を握っていたとも言われるKCIAのトップがなぜ?

さかのぼること40日前、KCIA元部長パク・ヨンガクが亡命先であるアメリカの下院議会聴聞会で韓国大統領の腐敗を告発する証言を行った。

更には回顧録を執筆中だともいう。

激怒した大統領に事態の収拾を命じられたキム部長は、アメリカに渡り、かつての友人でもある裏切り者ヨンガクに接触する。

あくまで大統領に最も近い存在だった中央情報部長が、なぜ40日後に暗殺をするに至ったのか?

 

監督

ウ・ミンホ

デビュー作『破壊された男』(2010)では、娘を失いさまよう父親の熾烈な死闘を描き、練られたストーリーと緻密な演出力で注目を集めた。

『スパイな奴ら』(2012)では異色のテーマと強烈なキャラクター、胸を打つドラマを1つのストーリーにまとめあげ、リアルスパイ劇という新しいジャンルを誕生させた。

本作と同じくイ・ビョンホンを主演に迎えた『インサイダーズ/内部者たち』でR指定作品としては歴代最高の観客動員数を記録する大成功を収める。

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キャスト

キム・ギュピョン(中央情報部部長) / イ・ビョンホン

1970年生まれ。『王になった男』の一人二役から、『甘い人生』のすべてを失った男の絶叫まで、あらゆるジャンルの映画で様々な役柄を演じ、更には『G.I.ジョー』シリーズ、『ターミネーター:新起動/ジェニシス』など、ハリウッド映画にも進出した韓国を代表するトップ・スター。

 

パク大統領 / イ・ソンミン

1968年生まれ。イ・チャンドン監督『シークレット・サンシャイン』で注目を集め、今や映画・テレビと幅広く活躍するベテラン俳優。演技だけで観客を完全に魅了できる稀有な存在と言える。本作の共演者クァク・ドウォンとイ・ヒジュンは彼について「素晴らしい俳優であることはわかっていたが、本作で改めて彼に対する尊敬と忠誠の念を強く抱いた」と口を揃える。

 

パク・ヨンガク(元中央情報部部長) / クァク・ドウォン

1973年生まれ。様々な役柄で爆発的な演技を披露してきたが、注目を集めるきっかけとなった作品の一つ『悪いやつら』で演じた検事役、『弁護人』の警官、『鋼鉄の雨』の外務次官など本作のようなエリート役を多数演じている。

 

クァク・サンチョン(警護室長)/ イ・ヒジュン

1979年生まれ。TVシリーズから映画まで、長年に渡り確固たるキャリアを築いてきた。本作では役のために過酷な肉体改造に挑戦し、25kg以上増量して現場に臨んだ。

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見どころ

この映画は、史実をベースにしたものです。

40日間で発生する日々の出来事や、会話の積み重ねの中で、どうやって側近が、ボスを暗殺しようと決断するに至ったのか?

という、感情の揺れ動きを、役者の細かな演技力で表現するところが最大の見どころ。

 

特に、イ・ビョンホン演じる中央情報部長については、揺れ動く感情や自分の考えを、具体的に言葉にして表現することがほとんどなく、表情や無言の演技だけで表現する部分が多いため、改めてイ・ビョンホンの演技力の凄さを確認することができます。

実際の朴正煕大統領の話し方や、口癖をかなり忠実に再現したと思われるイ・ソンミンの演技は、イ・ビョンホン演じる中央情報部長が暗殺を決断するにいたる経緯にリアリティを持たせるのに十分な役割を果たしている。

 

18年にわたる軍事独裁政権の末期であり、いつ自分が降ろされるかわからないという危機感を感じさせる、イ・ソンミンの迫力のある演技と、イ・ビョンホンの苦悩の演技、鬼気迫る演技同士のぶつかり合いが最大の見どころです!

 

韓国の歴史を知るきっかけに

この事件は韓国人ならだれでも知っている話ですが、、外国人という立場で見ると、また一つ韓国現代史の出来事に興味を持つきっかけとなります。

朴正煕の暗殺により、終わったと思った軍事政権ですが、結局、軍の全斗煥(チョン・ドゥファン)が実権を握り、翌年に映画「タクシー運転手」で描かれた光州事件が起こっていくのです。

そして、その光州事件をきっかけに、民主化運動が高まっていくのです。

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