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ドラマ 下町ロケット

『下町ロケット』は、大ヒットドラマとなる!

2015/11/11

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連続ドラマ『下町ロケット』 (毎週日曜よる21時放送)が、

異例の盛り上がりを見せ始めている。

右肩上がりの視聴率

通常、テレビの連続ドラマの視聴率は第1話がピークで、少しずつ

下がってくるのが一般的だ。

各テレビ局とも番組宣伝を積極的に仕掛け、メディアでも前評判が

報じられ、視聴者の期待を高めてスタートするからだ。

しかし、その初回で視聴者の心をうまくつかめずに、

第2話、第3話と初回を超えられずに下がってしまうケースが多いのだ。

 

ところが、下町ロケットの平均視聴率は初回16.1%で好発進した後、

第2話が17.8%、11月1日に放送された第3話は18.6%と、

回を追うごとに右肩上がりに伸びている。

 

下町ロケットの原作は直木賞を受賞した池井戸潤さんの同名小説で、

文庫版を含めて累計130万部を超えるメガヒット作品である。

阿部寛演じる主人公、佃航平は宇宙開発の研究員だったが自身の開発した

エンジンを載せたロケットの打ち上げに失敗。

その責任を取らされ退職し、父親の遺した町工場を継ぐ。

しかし、捨てきれないロケット開発の夢を追い続ける。

大口取引先を失ったり、商売敵から特許侵害で訴えられたりなど、

いくつもの苦難に直面しながらも、それを乗り越えていく

というのが主なストーリーだ。

 

「下町ロケットは、20%を超えてくることもありうる」

 

テレビ業界の間では、そんな声も飛び交い始めた。

TBS関係者も「下町ロケットは2013年に放送されたあの大ヒット作、

『半沢直樹』のときと同じような手応えを感じている」と話す。

 

半沢直樹は全10話の平均視聴率が28.7%。

最終回は42.2%と驚異的な大ヒットとなったが、

実は初回の平均視聴率は19.4%だった。

このときも回を追うごとに視聴率を伸ばしていった。

 

前評判の高さで集めた注目を、さらに視聴者の関心に変え、

メディアでの報道や口コミなどでどんどん好循環を生んでいくという、

まさに「倍返しだ」という言葉とともに国民的なブームを作り出した。

 

下町ロケットと半沢直樹には共通点がたくさんある。

原作は同じ池井戸潤。

企業社会を舞台にしているのも同じ。

そして、主人公である半沢直樹も、下町ロケットの佃航平も

欲望や葛藤、理不尽、疑惑などが飛び交う中で悶絶しながらも

信念を持って乗り越えていく姿が描かれ、視聴者の共感を呼んでいる。

 

さらに、脚本は八津弘幸。

福澤克雄をはじめとする演出家3人も、半沢直樹と同じ面々である。

原作から演出家まで最高視聴率をたたき出したメンバーを踏襲している。

 

「今」に沿った視聴環境

視聴率が右肩上がりの傾向を見せている要因は、それだけではない。

インターネット、スマホ時代の今に沿った視聴環境、口コミにも

影響されている。。

 

まず、ネットによる動画配信だ。

TBSのサイトに行くと「TBS FREE byTBSオンデマンド」のページがある。

ここでは注目番組の最新話を原則として放送終了後から原則1週間は

無料で配信している。

 

このTBS FREEは10月にスタートしたばかりの新サービスで、

スマホアプリもリリースしている。

何らかのを登録をする必要もなくスッと見られる。

 

TBSだけでなく日本テレビ放送網、テレビ朝日、フジテレビジョン、

テレビ東京の在京民放5社が共同で立ち上げ、10月下旬にスタートした

「TVer」の存在も見逃せない。

TVerは、リアルタイムで視聴できなかったユーザーをターゲットにして、

放送後の一定期間に限って無料で配信するサービス。

これもスマホアプリが用意されている。

 

いままではテレビ番組を見逃し、録画もしていなかったら、

それこそ違法サイトでしか見ることができなかった。

「TBS FREE」や「TVer」なら、高画質で見られる。

すでに米国では、同種のサービスがメジャーになっている。

これは、本当に視聴者に添ったサービスといえるのでは。

 

さらに、下町ロケットには、もう一つ、視聴者に番組を見てもらう

ためのITによる仕掛けがある。

 

それは、「カレンダー登録」である。

TBSサイト内にある下町ロケットの番組ページに行くと、

「カレンダー登録」というバナーがある。

これをクリックすると外部サイトに飛ぶ。

スマホやパソコンで登録しておくと、グーグルカレンダーなどに

各話放送前の任意のタイミングで、通知時間をイベント登録できる。

分、時間、日単位で自由に選べるのだ。

 

スマホは今や日本人の日常生活にすっかり溶け込んでいる。

逆に言えば、今やスマホに対応していなければ戦えなくなる

ビジネスはたくさんある。

 

そして、視聴者によるSNSを使っての、感想や宣伝。

これが視聴率のかなり大きな部分を占めているような気がする。

根本的に、面白いから、「面白かった」とつぶやく人が多いのだ。

それを見て、観たいと思うのではないだろうか。

 

これからのドラマは、やはり視聴者が面白いと思うもの、

感動するものでなければ、視聴率は上がらないと思う。

レベルの高いドラマが要求される。

(出所:東洋経済オンライン)

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